2024年のドル安へ向けて現状市場をまとめよう。 – 苦しいようにしか見えない米国経済・・・どうなるビットコイン!、止まらない米国カード延滞率

こんにちは、無能です。

先日米国インフレ鈍化と利下げを市場が織り込み初めドル円が150円から140円へ下落しました。

さて、このドル安は本物でしょうか?

DXY指数で見ると下落はしましたが再度上昇をしている様子なので、円が極端に買われたと感じます。

世界の銀行とも言われる中立国でもあるスイスの法定通貨、スイスフラン建てでも見てみましょう。

2000年以前頃からの長期チャートをなぞらえると頭打ちである様子にも見える為、妥当な円買いが始まったように思います。

円建てのゴールドでも見ると大きな売りが入っている為、強気の円買いだと言えるのでは無いでしょうか。

なぜ円が買われ始めているのか?

新しく変わった日銀総裁である植田総裁がマクロ経済学者であり、日本円の正常化を求めているのならばYCC正常化へ向けて妥当な利上げをするであろうという目論見は多いにあるのでは無いでしょうか。

黒田総裁時期に金融緩和と言いながら、実質的に市場への流動性を無視したマイナス金利によりたくさんの日本国債と日本円をこさえた後に世界でも前例がない”マイナス金利”という歴史の1ページを歩み、結果的に経済的刺激は無くデフレを引き起こすだけだったものと分かった後の今である状況でまた愚かな道を歩むのであれば円売りが再開するでは無いでしょうか。

現状で植田総裁の来年からの利上げが2024年夏頃から始まるのであればYCCの正常化へ向けて強気の円買いが進むのは去年時点の”金融緩和は続ける”と言いながら利上げをしていた黒田総裁からのメッセージを紳士に受け取りそれを託された植田総裁である為、”金融緩和は行う”と言いながら真逆な利上げを行うということは理にかなっているのでは無いでしょうか。去年時点で円高時代にこさえたたくさんのドルを高値で売りさばくGJな日銀メンバーなのでした。

これからの再度上昇する金利高に恐れて売りが入るゴールド

一時は2,150ドルまで急騰後にFOMCも控えていた事から警戒で強気の売りが入ったと見ています。

長期で見れば2,300ドルは既定路線だとは2022年秋頃のリバウンドから見ています。

米国10年国債は楽観気味

米国短期国債の利下げをすでに織り込み始める先行した動きから、短期国債は強気の売りが入り逆に長期国債が買われ始めています。
FRBの目標とする金利が5%近くであることを考えると、長期国債3%台であるのは楽観が見受けられます。

現在の債権王であり、ダブルライン・キャピタルの創業者であるジェフリー・ガンドラック氏も触れています。

早かった。 10年物UST利回りは10月下旬には5%台だった。

11月時点では、短期国債だけの推奨をした訳ではないと批判しています。

今週、無数のメディアが報じたことに反して、私は「T-Bill and chill(T-Billでチル)」を望ましい投資戦略として明確に推奨したわけではない。 私が推奨したのは、中・長期国債と組み合わせた中・高クオリティの2-3年物クレジット(利回り7-8%)である。

つまりは金利が7~8%まで上昇するかもしれないという予想を建てていることは、今以上に経済が悪くなることを間接的に予測しているのでは無いでしょうか。

苦しい米国中央銀行、裏金レポマネーが枯渇する2024年春にどうやって資金を得るのか?

米国中央銀行の経済を支えるために短期的な借り入れとして行っているレポマネーは、コロナ後に急騰をしものすごい勢いで減っています。米国市場の買い支えも行っている裏金です。
この調子だと、来年春頃には枯渇しますがその後に必要なドルはどうやって調達していくのでしょうか?

さあ、舞うんだビットコイン!

市場的に無政府主義的な思想が強いビットコインは、世界の基軸通貨であるドルが恐怖下に置かれた場合にパフォーマンスが上昇するのでは無いでしょうか。すでにそのトレンドは今年から起きており、DXY指数的に言えばドルが本当に強かったのは2022年であり、ドル建てで見ればそのあとからずっと止まらない上昇トレンドです。

2023年年初からのパフォーマンスで言えば250%程の他投機・投資商品ではあり得ないパフォーマンスが、このままこの年を締め括れれば歴史に残る訳ですから2024年にもそのインパクトは残ることでしょう。

ただし・・・。

米国株の急落はあると見ている為、何かしらのショックが起これば米国株以上の下落を見ることになるのは投機商品の宿命だと思っています。あまり現在価格にポジティブな印象はありません。

更には、本格的な通貨安が来るのであれば米国株が総崩れ後にスワップされたドルが上昇しおおよそ過去の歴史から数カ月後にその国の通貨の大きな下落がくるはずです。今回のドル安はインフレ鈍化と利下げを織り込み始めているドル安ということを考えるとその米国株の下落時のドル円の動きに注目して見る必要があるかと思います。おおよそ私は2024-2025年に現在チャートの一時的な下限でもある1ドル120円台の可能性は大いに有り得ると考えております。

本当にインフレ鈍化で失業率の上昇は避けられるでしょうか?私は全く過去の歴史がそうであったように、これから恐ろしい状況がくるかも知れないという構えは大いに取っている気の持ちです。
全く持って、インフレ鈍化だけではなく金利は実際に上がっており中小クレジットカードの延滞率は1990年代以降最高値です。

明らかに異常値にしか見えないのは私だけなのでしょうか?

利下げが始まるのはまだまだ長い時間があります・・・。


さて、みなさんはどう思いますか?

それでは。

またよろしくお願い致します。

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