5/14 仙台 カネコアヤノ ライブレポート

仙台カネコアヤノのライブに行ってきました。

そしてまさかのバンドセット形式である林さんのギターピックが自分の元へ。奇跡かな?
なんか”わー、いつも通りギターピック飛んでるー”って思ったらポトッと僕の腕に落ちてました。

隣の人もテンション上がっててカップルでいらっしゃってた女性の方に”写真撮っていい!?!?!?”と言われてのでテンション的にピックをそのままあげちゃっても乙かなとも思ったのですが。

今までライブ見てきた事、ライブ自体でギターピックが自分の元に来るなんて事自体が
人生初のことだったのでそのまま思い出として持って帰ってきちゃいました。

女性の方ごめんなさい。お声がけ頂けて嬉しかったです。

セットリスト。

2018年の夏の日比谷音楽野外堂のexpopの外のフリーライブに
もりやさんとちゃんとしさんに誘われて一緒に行って見たのが初めてでした。

当時高校生の僕からしたら”裸足”と”長髪”で髪が前にギターの弦に絡まりそうにもギターのピックをかき切り、6弦は途中で切れてしまうほど熱を帯びた衝撃的なライブだった記憶です。
いかなることがあってもギター弾く手を止めない姿にゾッコンになりました。

もう5年ほど前になりますがもりやさん、ちゃんとしさんありがとうございました。
お元気でしょうか?

という訳で私的カネコアヤノさんへの愛は置いておいて、今回のレポートです。

座席は1階Cゾーン。

遠すぎず近すぎず良いくじ運を使ったなと思いました。
仙台市民として恥ずかしいですが、場所をエレクトロンホールと間違えて最初行ってしまったことはナイショです。

雰囲気と状況

18時開演から、日は落ち始めこれから暗くなる時。シャツ一枚では少し肌寒い程度。
ホールの前はカップルが多く、他は友人同士で一緒に来ていたような人たちは先に入っているような印象でした。
20前後のオシャレな方々たくさんいらっしゃいました。
久しぶりに見るライブということもあり、色々な気持ちでそれぞれ同じアーティストを見に来る人たちが一つの場所に居るという感覚は不思議に思いながらコレがライブを見に来るということだな。と新ためて感じるわけです。
2階などは見ていないですが1階は全てフロアが埋まっていたような。

座席に座った後に考えていた事

ライブ前に流れるあの音楽、今回はナンバーガール(曲失念)とピクシーズのWhere is my mind?が流れていた事は確実です。
ピクシーズのWhere is my mind?は日本でももちろん人気ですが、米国ミレニアム世代を中心に絶大な人気を誇る映画”Fight Club”での曲でも有り今の現代でも感慨深い音楽のはずです。主にミレニアム世代は多様性と多文化主義が多く、この映画で言うと現代社会における消費主義や男性のアイデンティティに対する批判的なメッセージ。
ミレニアム世代が直面する問題や価値観を反映していたためカルト的な人気があります。右的な金融ブログサイトで米国で人気あるZero hedgeの投稿者名とアイコンがその映画の主人公名であることがミレニアル世代に実際にウケている裏付けです。

と脱線しましたがこんなどうでもいいことを始まる前に若干考えながら、ホール全体が暗くなる。

ツアー名にもなっているタオルケットは穏やかな、をギターの轟音と共にスタート。

演奏開始

印象的なのは
”サマーバケーション”の
”全員キレイに同じ顔して返事しやがって”の迫力、声圧からもはや恐怖すら感じた分
その後の、
”最高の思い出作りしよう”がやけに色っぽく感じた。

思ったけど”市川春子”の”25時のバカンス”の世界観を勝手に自分がかぶせているのかもしれないが、この曲脆くて儚いんだよなあ、と思いながらステージ上を眺めていました。

ライブ後半、照明が赤いライトだけになった後からの
ホール内空間はそこを区切りとして変わったような感覚で。
全音のパワー溢れる音楽に時おり訪れる静寂がある種のサイケデリック体験をさせてくれたように感じました。

なぜなら休憩無しのノンストップでライブ演奏が続いてく中で、全くそれを感じさせない程に常に全力に感じたからこそ、その転換は明らかにだったのかなと。

そして演奏終了。

林さんがピックを投げた。ということで当記事の冒頭に繋がる。

家に帰るまでの間、右ポケットにピックを入れてから恐らく4回くらいちゃんと落ちてない確認したと思う。

恐らく、しばらくの間日本語である歌詞の音楽から離れていた事によりかなりフレッシュな気持ちで聞けたように思える。

日常的に使う言語というのと、1mmでもマイナスなイメージがある音楽を聞いてしまうとだいたいが気持ちがそちらに寄ってしまいがちになると感じる。ということで、耳にする事によって理解と想像をするにエネルギーを相当数使ってしまうから違う言語の音楽を聞きながら、時々翻訳した歌詞を楽しむくらいで十分かと。
特に自分が影響受けやすい性格であるとしての事なので、他の方からしたら全く違う考えであるとはもちろん踏まえた上ですが。

そういう訳で、久しぶりに見て聞いたライブと詩的な歌詞と仙台サンプラザホールという状況下も相まって、演劇を見ている感覚に陥り穏やかでとても美しかったです。

以上、GWの疲れが吹っ飛ぶくらい元気を頂いたライブでした。
ありがとうございます、カネコアヤノさん。

なお、文章構成にあたって「美々蝶々」ウェブサイトの設計方針を参考に再度構成致しました。
※onionドメインの為、Torブラウザ等で参照可能

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