1987年以来初めてレコードの売り上げがCDを上回った – アナログ文化は残るというパラダイム

https://www.zerohedge.com/personal-finance/vinyl-sales-surpass-cds-first-time-1987
引用元

そして日本の売上も見てみる。

なぜ増えているのか?

デジタル疲れ?

見てみると米国でレコードが少し買われ始めているのが2010年から、日本は2009年を底にして買われ始めている。
こうして考えてみるとちょうどスマートフォンの普及と相関するではないか。

総務省-我が国の情報通信機器の保有状況の推移

今やサブスクリプションサービスが充実して365日いつでもどこでも新しい音楽をも聞いていられる。
Youtubeで無料でも聞いていられてしまう。
でもそこから大きく音が変化することはない。
イコライザとかの問題ではなく、聞こえ方の問題だ。Apple Musicしかり、Youtubeも人気の音楽やプレイリスト、人気順ばかりでそういった音楽は精神を疲弊させる。
なぜなら、流行り廃りは桜の開花と散りゆく様に似ているからだ。日常的に桜が咲いては散る事があってもそこに新鮮さはなくなる。
人気曲と言えばそれほどにインパクトや印象に残りやすいものばかりになると、その情報量に圧倒されてゆく。

アナログが勝つのか

そういう訳ではないとは思う。
一度最新スペックのCPUやGPUが出た後に、それよりも性能の低いモデルを出して認められるだろうか?

恐らくこれはパソコンやスマートフォン事業の性能の頭打ちが目に見えている。
もはやしていると言っても過言ではない。以前にもこのような状況になった事がある気がするがそのときに出たのがAMDの”Polaris”や”Ryzen”は完全なるゲームチェンジャーだった。

一般用途として、これ以上スマートフォンへの性能があがったところでその先に何があるのか

恐らくアナログへの人気の炊き上げがいつまで続くのかを考えると、QPU(量子プロセッサ)の開発次第なのでは。
デジタル音に飽きた事からレコードというアナログなものに移行するのは、今までレコードを扱った事が無い立場の世代からすれば”初めて聞く新しいもの”という認識になる。これがもしQPUを使った新しい音楽事業が生まれれば新しく生まれたものの興味としてそこへ移行するかもしれない。

両立する世界に

これまでの前提は今の様にいくらでも自由にいつでもどこでも好きな音楽が聞けるからだ。
恐らくデジタル的な音楽の価値の1980年代のCDの生まれから今に至るまで身近で手軽に扱えるように希釈され続けた。
最終的にはサブスクリプションサービスで月々約1000円、年間12000円ほどで世界中にある音楽が聞けるようになった。次第に支払いに消えいくお金が何にも形に残っていない事に気づく。

新たな音楽へのアプローチとして、レコードはまだまだ富士山の日の目を浴びることができるだろうか?

これはハイパーインフレへと動き始めている一つなのかもしれないという可能性も忘れては行けない。

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