Artix LinuxでCanonプリンターを使用する

かなり詰まった。

まずの問題点

  • Canon MG6730にLinux用のドライバーが無い
  • USB接続でも不可
  • 互換性があるらしいMG6500シリーズのLinux用は提供されてたもののそれぞれdeb、rpmパッケージで生半可な気持ちでインストールできない

と言う事で全部やれる事試しました。

・LinuxでそもそもCanon MG6730が動作するのか?

動作報告としてはIJ Printer Driverの導入しただけで起動したというのをGithubで「自動電源オン機能」をLinuxで動作させるパッチファイルを提供してる方を見ました。

これはいけると思い、どうにかドライバーを探す旅に出ます。

ということでRedditだったかArch Linux用のスレッドで見つけたか忘れましたがcnijfilterというパッケージの存在を知ります。

https://aur.archlinux.org/packages/cnijfilter-common

git clone https://aur.archlinux.org/cnijfilter-common.git
cd cnijfilter
makepkg -si

でも、必要なモデル名を見て機種が古すぎると言う事でしばらく時間を掛けてcnijfilter2と言う物が存在する事を知る。

https://aur.archlinux.org/packages/cnijfilter2

git clone https://aur.archlinux.org/cnijfilter2.git
cd cnijfilter2
makepkg -si

でも駄目。

一応ネットワーク上からそもそもプリンターが確認できる状況下なのか?確認する為に

ip a s

うーん、ちゃんとMG6700 Seriesとの表示あるから問題は無いなあ。

この後にもMG6500のrpm、debパッケージをそれぞれ頑張って入れようと模索したけどもどのうまく行かないしそもそも必要なファイル揃ってるから行けるんじゃないかとか思いながら。

とドライバーの問題なのか、ネットワークの問題なのか、Cupsの問題なのかはっきりしない暗闇の中Arch Wikiを眺めると…

プリンターの固有の問題

https://wiki.archlinux.org/title/CUPS/Printer-specific_problems

“USB over IP (BJNP)”

おやおや?正直USBでもテストして駄目だったからUSBでのテストの一つとしてやってみようと入れてみる。見てみると

“一部の Canon プリンタは、Canon 独自の USB over IP BJNP プロトコルを使用して、ネットワーク経由で通信します。これには CUPS バックエンドがあり、 cups-bjnp AURとして利用できます。”

そんなパターンがあるのか、と思いながら入れてみるのを試みる。

https://aur.archlinux.org/packages/cups-bjnp

git clone https://aur.archlinux.org/cups-bjnp.git
cd cups-bjnp
makepkg -si

そして新しくネットワーク上に追加されたMG6700シリーズを入力して型番は違うが、ドライバーはMG6600を選んでテストしてみると…

いけた。

あー疲れた。けど楽しかった。

Windowsだったら一瞬で終わるんですけどね。手間が掛かる事は今までそれだけ楽してたって事が分かるので良い事ですね。

そしてバッテリー持ちも体感ではかなり良いですね。実際のテストでもWinよりも30〜40分ほど長い訳で20%ほどバッテリー性能は良好ですね。

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