痛みを持ってして、日本経済が大きくリバウンドする可能性 – 若者への投資とアニマルスピリットはまるでベルベット・ゴールドマイン

こんにちは、無能です。

先日、日銀の長期金利上限が1%まで引き上げられました。

【詳細】日銀会見 長期金利上限「1%をめど」ねらいは

>日銀は、31日まで開いた金融政策決定会合で、大規模な金融緩和策を維持した上で、長期金利の上限を「1%」に厳格に抑えるとしてきたこれまでの運用を改めて上限を「1%をめど」に見直し、金融政策の運用をより柔軟化することを決めました。

つまりは、金融緩和という名目にも金利を上げ続けるという言葉に反した信用にならない日銀がおおよそ反逆的な賭けにBETすることでYCC正常化へと向かいます。なぜなら、植田総裁はマクロ経済学者でありこのままでは日本国債の暴落、日本円の暴落は回避出来ない事を既に認識しているが故にこのタイミングを逃せば尚更に酷い惨状になることを見据えていると思われます。

1980年代の米国の当時のFRB議長ポール・ボルカー氏が強固なインフレの病を倒し、経済不況へとなった訳ですが当時のポール・ボルカー氏は米国の未来を信じているからこそわざわざ崩壊を引き起こしその米国人の未来を信じきったとも言えるダークヒーローでしょう。彼が居なければ、今の米国経済も無かったと言えるかと思います。

壊れる物は壊れるべき

金利を上げればそれ程に借り入れに対する返済が大きくなる訳ですが、そもそも赤字を出し残っているものが残るというのは資本主義国家で生きているこの日本で言えば良くはありません。

よほどに金融緩和を行ったところで、赤字を出しながら借り入れをしたところでその上昇が見られる可能性に賭ける事は難しく壊れる物は早々に壊れてしまった方がいいでしょう。

来年の炭鉱のカナリアが鳴き続ける米国経済に対して、予測される”何かが壊れる”という時間軸に合わせて経済的なダメージの煽りは日本にも波及するでしょう。おおよそに世界の銀行である米国が景気後退に陥れば世界的な絶望は味わうことになるでしょう。

若者への未来に賭ける日本

コロナの絶望はそのまま当時の失業率に影響が出ました。
日本も例外ではありません。

その時の失業率はどうでしょうか?米国と並べて見てみましょう。

米国の若年者失業率
日本の若年者失業率

若年者失業率とは、仕事をしていないが職に就くことができ、求職している 15 ~ 24 歳の労働力の割合を指します 。

米国の若年失業率に比べ圧倒的に少ない日本の若年失業率は、若者の未来に賭けていると言えるでしょう。

それよりも、日本の氷河期時代に比べても圧倒数少ない事が尚更に強い数値と言えるかと思われます。

マイナス金利は金融緩和という名の保守的な景気停滞策だが、悪いことばかりではない

過去の歴史の中で、負債である債券を買えば買ったものがその利払いをしなければいけない意味のわからないものだった。これは長い経済の中で早々見られる事をやっていなかったのにそれをやっていたのが日本という国だった。

つまりは、誰も日本国債を買いたがらず購入者は常に日銀で自国債券を買いまくり通貨を発行していた。

3月末の日本国債の保有者

これに比べ米国政府が保有している自国の国債割合は30%程度であることを考えるとその違いが大きいでしょう。

債券が売られればその金利が上がり、買われれば金利が下がる事を考えると一度米国が”ロストコントロール”に陥る可能性は米国への未来の不信感が高まれば政府外の売りが強くなり政府の予期しない金利高を引き起こしゆく可能性も0ではありません。

それに比べ日本国債の場合現状で保有している日本政府が売りに出したところでも他国と比べて比較的に妥当なインフレ率を保ちながらマイナス金利を脱し利払いがあるただの島国であることは自国内大手銀行の買い手からしても、その他の資本家から見ても魅力的な投資先でしょう。

その証拠に現在の日本10年国債価格は上昇。10年内にまた金融緩和を行う事を既に市場は織り込んでいるのでしょう。

さて、米国10年国債はどうでしょうか?

リバウンドをし一部では下落トレンドから反転したという見方もありますがそれはあまりにも短期的なチャートを見すぎている様にも感じ、来年2024年を考えるとそこまで楽観視できるものではありません。

2年以内の米国に利下げをすることを市場は織り込んでいますが、その先の債券を買おうとしないこの状況はいかに投機的でしょうか。

そして、もしこの保守的な政策がなければより発展出来た可能性はありますが米国景気後退の煽りを受け共倒れになる可能性も大きく見えていましたが過去の日銀のおかげで他に侵されにくい状況を整えたとも言えるかもしれません。

日本のバブル資産から、次のサイクルへ
アニマルスピリッツの再来と無謀な目標インフレ率

他国失業率が大きく伸び、景気が後退している中で大きく個人資本を得た日本は歴史的に言えばこのサイクルがもう一度来る可能性は大いにあるでしょう。
更には、大手銀行がこの日銀の金利であれば国債を買いそれ以上の利回りを求める投資が活発化しうる可能性すらあり一度より資本を求める潜在的な日本人の”アニマルスピリッツ”の再来を喜ぶのです。

資本が高齢者に偏りがあれば一生その手にあることは無く、人間の命は有限です。
次の世代に渡りこの世の”パラダイムシフト”に適応出来る適格者に渡れば更に経済の飛躍へ進むことになるでしょう。

>”仕事を探すとき、給料をいくら払ってくれるかを最初に気にする人がいる。だがそれは仕事を探す上で最初に気にするべきことではない。
もし自分にとって天職といえる仕事を見つけることができ、仕事を好きでいられるならば、その人は必ず成功する。そしてお金は後から来る。”

>”世界中の経営者は、賢くて真面目で勤勉な人材を見つけることの難しさを知っている。誰かを雇用する人は誰もが、熱心でやる気があり信念を持っていて考え方が普通と違う若者を見つけたいと思っている。

>だからそういう人を見つけたなら、誰もがその人に多くのお金を払いたいと思うだろう。仕事さえ好きならば、お金は後から来る。お金があなたを見つけてくれる。もしあなたが勤勉でやる気のある労働者であれば。”

ジム・ロジャーズ氏: お金持ちになるために職業をどう選ぶべきか | グローバルマクロ・リサーチ・インスティテュート

そして、この多く発行した日本円と貯蓄に回っている日本円の流動性が活発化するならば2%のインフレ率で止まるのか疑問点は残ります。

十分に状況は整い、痛みと共に次の未来へ

少なくとも、米国景気後退が明らかになれば波及することは間違いないでしょう。

しかし未来に賭けましょう。きっと全ての私たちの未来は明るいはずです。

Velvet goldmine
You struck me like the rain
Snake it, take it
Like a king you must stay
Velvet goldmine
Make it on your chain
I’ll be your kimble Queen
I’ll ride for you again and again
My velvet goldmine

ヴェルヴェットの金脈
あなたは雨のようにあたしを悩ましたね
それをくねらせて、それを手に取って
王様みたいにあなたはとどまらなくちゃ
ヴェルヴェットの金脈
あなたの鎖を巻き上げて
あたしはあなたに好かれる女王になるわ
あたしはあなたのためなら何回だって
あたしのヴェルヴェット・ゴールドマイン

それでは。

また、よろしくお願い致します。

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