世界混乱と共にハイパーインフレとゴールド上昇と米国テック企業はどうなるのか

ゴールドの上昇は去年から発信続けてきた。

ゴールドとビットコインは先行して物価の高騰を織り込む。
穀物などコモディティ等も上がれば本格的に更なるインフレを皆認識していき初めたという事になるだろう。

https://soulminingrig.com/blog/2023/02/16/%e7%8b%82%e4%b9%b1%e7%89%a9%e4%be%a1%e3%81%8c%e8%a8%aa%e3%82%8c%e3%82%8b%e3%81%be%e3%81%a7%e3%81%ae%e3%82%b9%e3%83%88%e3%83%bc%e3%83%aa%e3%83%bc%e3%82%92%e8%80%83%e3%81%88%e3%82%8b/

現在のチャートがこちら。

2300ドルを打ち破れば2500ドルであろう。
もはや1960年代以降に生まれた今の働き手ですら経験しないような世の中が訪れることになるのだろう。
1960年に生まれた人間は成人後の1980年以降に働く事になるが、その時にはもう物価上昇はある程度落ち着いている。
以下は日本の物価指数である。

物価は2000年代から停滞しているが、ゼロ金利政策に次いでコロナ後の金融緩和のおかげもう90年代と比較にならない程に国債を発行して円を日本は刷り続けた。
今までバブルの財産で食い繋いでいたように思えてしまっているのは私だけなのだろうか?
日銀の総裁が変わった植田和男氏はマクロ戦略化であることから、金利を上げることに関しては寛容的だと判断する。そして植田氏はビットコインに関しても好意的である。
基本的に金利高であるということはインフレと同時進行で起こることでありインフレの熱が冷めきらない間に利下げを行う必要もなければ、逆に日本政府的には物価高を引き起こしたいようである。

同じことを直近で誰かが発言していたが、2021年12月のバイデン大統領だ。
2021年12月時点でハイパーインフレを求めた結果、現在はインフレを非難している。

インフレが止まらない理由はもう一つある。

米国はシルバーゲート銀行が破綻して一年間の間にインフレを抑える為の金融縮小を行った分を全て市場に戻してしまった。

でも金利を抑える事は出来ないだろう。まだまだ壊れていく前兆だ。
以下が米国国債10年利回りである。

もはやリーマンショック時よりも金利はまだ安い。
米国中央銀行はまだ利下げについて触れていないのだから、そして大幅な金融緩和のツケがこれから訪れることとこれは世界に波及して混乱が訪れるのだろう。

そして金利高だった1970-1980年代頃はそのような状況で企業も借り入れが厳しい中で米国に投資なんてする訳も無く米国株は上昇せずに、ゴールドだけ上昇した。

およそ20年間もの間、価格は変わらなかった。結果的に上がっているがコレよりも過去を見てみよう。

世界大戦後から価格が戻るまでに30年間の時間を要している。

このチャートをみて、そして今の米国株のあまり良いとは言えないチャート形成の米国株に突っ込むものは戦士だと感じる。

残りの問題は米国の企業だ。
OpenAIはこの直近だけのニュースで世界を駆け巡る有名企業へと上り、アルファベット/Googleは去年モトローラに次ぐ過去2番目に買収額を支払ってセキュリティ会社のMandiantを取得した。

元々モトローラは無駄がないミニマムで剛健的なAndroidスマホを製造しており、今も根強いファンがいるブラックベリーに次いで人気があったと感じる。勿論、自分もモトローラ端末が好きでいくつか所有していてその上で製品のクオリティは高かったと感じて好きだった。

そうしてある意味グーグルはOS、端末として、成功と言って良いと言える市場を今も保有出来ている。
考えるとこれからのフェーズはセキュリティに移行するのかもしれない。

元々AIは直近で亡くなったタイガーグローバルのジュリアンロバートソン氏が2018年時点でこれからブームが訪れると投資していた。
https://www.cnbc.com/2018/05/31/sensetime-raises-more-than-one-billion-dollars-in-mere-months.html

そしてインテルは量子プロセッサであるQPUの開発を進めており、いずれかは世に出回るのだろう。

分散型を大きく取り入れたCloudflareはセキュリティに重きを置いて、これから利用者も増えそうな勢いだ。

ということを考えるとまだまだ米国企業は成長段階というように見える。
但し金利高による倒産リスク、AIによるセキュリティリスクも拭い切れないことであり世界の国はせざる負えなかった金融緩和によるツケを回収するために生き急ぐようなハイリスクを求めるようになるのは、仕方ないことである。

恐ろしいのは、インフレの上昇と失業率の上昇は避けられないこと。
また米国企業の支配が大きくなれば今あるようなサブスクリプションサービスの便利さを味わったあとに価格上昇も、クラウドサービスの悪化なども改悪することも、その依存から離れなければあなたには何も残らないかもしれない。

という事で筆者は今Windowsを使うことをやめて、他のディストリビューション見つつ諏訪子さんの使ってるOSから無駄が無いミニマムで恐らくシステム上中央集権的ではなく分散型のディストリビューションArtix Linuxに移行した。
元々クラウドサービスは利用していたが、これからファイルサーバーを自宅に置いて管理しようと思う。その方が経済的で、しばらくログインしなかったらファイルが消される事もなければパスを忘れてデータを紛失することも無くセキュリティ的にも良い。
SNSも現在は分散型のものだけだ。

こうやって削ぎ落としていくと何が本当に自分に必要なものなのか、考える時間ができるのは良いことだと思っている。

やっとディネーセンの”アフリカの日々”をゆっくり読めそうである。

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